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縮小してバランスを確認する

2008年4月 9日 Creatorsトーク

絵を描いてみる時、時々筆を休めて、一歩下がって全体の構図や色のバランスを確認しますよね。
Photoshopでページのラフを作っている時、イスに座ってディスプレイ画面上のポインタ部分を凝視しつづけていると、この一歩下がって全体のバランスを見るという行為を飛ばしてしまうことはないですか?

オフィス街で見るからに新入社員さんたちが群れて行動している様を見ると、この部分を凝視することと全体を眺めることに関連した2つのことを頭に思い浮かべます。
1つは、みーんな同じような格好、顔つき、髪型をしているので、群れ全体で「新入社員さんたち」を認識をしているのですが、個々の姿は全然印象に残らないなぁという思い。
2つは、Webデザイナー志望の新卒面接をしていると、持参する作品で全体的なバランスがちょっと気持ち悪いものをよく目にしたからです。部分的にはすごく凝っているのに、全体的なバランスが悪い。一歩下がって全体を確認することを、まず最初に教えてあげないといけないなぁって思うのです。

自分たちはできているのか?と突っ込まれそうですが、自分たちの場合は作ったものをプレビューする際、ヨコ幅150pxに縮小したサムネイルを作ります。イスに座ってるから、一歩下がるかわりに対象を遠くに持っていくようなものです。
これくらいのサイズに縮小すると、バランスの悪い部分が際立って見えるのです。
目の前50cm先にあるディスプレイで、部分を拡大しながらまばたきの回数が減って集中していると、アンバランスな部分が目に入らないことってやっぱりありますから、他人に見せる前にはまず縮小です。

150pxサムネイルにすると、あると思っていた特徴が埋没してしまうこともあります。
ネット上にあるさまざまなサイトを見ていくと、有名なサイトなのにサムネイル化すると存在感が薄らいでしまってたり、すっごくシンプルなのにサムネイル化するとそのシンプルさの強さがよりはっきり分かったり。
昨今は、本編の横幅を960pxで作ることもありますし、ブラウザのサイズで横幅を可変で作る場合もあります。
一概に150pxで縮小することが確認基準になるとはいえないけれど、クロスブラウザでの動作確認の前に、まずは一歩下がってみてみましょう。

え?新入社員については?その伏線には「結」を用意していません(笑)みなさん頑張ってください。
自分が新卒だった頃なんて、もう忘れました。20世紀のことですから!

written by TZK:アイデアビューロー・Webチームのアートディレクター。

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