人の振り見て我が振り直せ
今週うちのチームで話題になったこと。
1つは「ヨドバシ・ドット・コム」がリニューアル直後から表示が遅すぎて大規模障害が発生、巨額な機会損失が発生というニュース。
2つは「フィンランドの5年生がまとめた議論のルールが凄い」というニュース。
1つめの「ヨドバシ・ドット・コム」リニューアルについて。
手がけたのは、Web制作会社としては老舗ブランドともいえるところ。
商品閲覧部分が激重で、規模の大きなECサイトを構築するには使ったWebアプリケーションの性能が弱いというのと、負荷試験をしていなかったのでは?というのがネットでのご意見番の見解。
はじめてこのニュースを目にした時、企業Webサイト制作業務の黎明期に、業界の引率役みたいなことを自ら務めた会社が、こんなミスを起こしてしまうのかという残念なキモチになりました。
「人の振り見て我が振り直せ」
うちはシステム構築については、外部の協力会社さんにお願いすることになります。比較的多い案件としては、すでにシステムがある程度できていて、そこに最適なデザインを施して欲しいというご要望だったりします。
今回の「ヨドバシ・ドット・コム」リニューアル失敗の原因について書かれたさまざまな書き込みは、いろいろ勉強になりました。
2つめに盛り上がった話題としては、「フィンランドの5年生がまとめた議論のルールが凄い」というもの。
打ち合わせにしろブレインストーミングにしろ、制作途中で発生するスタッフ同士取っ組み合っての戦いにしろ(ないない)
コミュニケーションによってなにかを生み出すために、経験を積んだオトナなら身につけておけ!ともいうべきルールを、なんとフィンランドの小学校5年生は、自ら考えてルールにまとめたってところが凄いです。
- 他人の発言をさえぎらない
- 話すときは、だらだらとしゃべらない
- 話すときに、怒ったり泣いたりしない
- わからないことがあったら、すぐに質問する
- 話を聞くときは、話している人の目を見る
- 話を聞くときは、他のことをしない
- 最後まで、きちんと話を聞く
- 議論が台無しになるようなことを言わない
- どのような意見であっても、間違いと決めつけない
- 議論が終わったら、議論の内容の話はしない
ほとんどのスタッフが、「見習おう」「えらい」「耳が痛い」と素直に。
「朝まで生テレビ」に登場する議論慣れしているはずの識者が、平気でルール [1] [7] をやぶってますからね。あれは…演出でなければ、大人として見苦しいものです。
ルール [8] も、大人げないかな。みんなが可能性を探って前向きに話し合っているとき、ひとり後ろ向きな姿勢でいるってことがね。そういう態度がかっこいいと本人勘違いしている場合が多いですからね。
気をつけないといけません。
そして、このルールが大人みたいだ!と驚くのは、ルール [10] です。
議論という意見を交わし合う時間と、そうでない時間との間にきちんと仕切線を引いている。
まちがっても、匿名で「本当は〜だったのに」なんて陰口は書いてはいけません。
これはあくまで、チームで話題にあがった10のルール部分だけを取り上げての感想ですが、このような思考回路を生むフィンランドの教育に自然と興味が向きます。
ネタ元のブログに紹介されていたのがこれ。
「図解 フィンランド・メソッド入門」作者: 北川達夫, フィンランドメソッド普及会
ISBN: 9784766783476
written by TZK:アイデアビューロー・Webチームのアートディレクター。


