facebookってどう?と聞かれる今日この頃
昨年の今頃Webにかかわる人の間でホットな話題といえば、TwitterとiPhoneアプリに関するものでした。
今年はというと、「facebook(フェイスブック)ってどう?」という話題。
「ファイト・クラブ」「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」などで、エッヂ感ある映画を作ってきたデヴィッド・フィンチャー監督の最新作で、facebookの創始者マーク・ザッカーバーグを描いた『ソーシャル・ネットワーク』。作品として大絶賛されていることもあって、facebookへの注目は日本語版登場の2008年以来の盛り上がりを見せています。
ナビゲーションが分かりにくいのに、5億人のユーザーが
ハーバード大学の学生だったマーク・ザッカーバーグが、大学の学生同士の交流を図るために作ったfacebook。ということもあって、アメリカの学生寮生活をメタファーにした「ウォール」といった考え方など、日本のSNSを代表するmixiとは違う使い勝手に、戸惑いながら使っている状態です。
自分の中にあるナビゲーション設計に関する知識は、どこか欠落してる?とちょっと不安になってきます。こんな混乱したままに見えるナビゲーションが、世界中に5億人以上のユーザーを持ち、そのうちの半分は毎日ログインしている共通感覚なんですよね?
シームレスに使える連携アプリ、追加アプリの豊富さによって、ネットライフがこの中だけでまかなえてしまう魅力があります。なんでも揃っている街に住んでると、わざわざ電車に乗って他の街に出かけるのが億劫になる感覚に近いのかも。
それでも初心者を迷わせるとっつきにくいナビゲーションは、もっとどうにかなりそうなのに...とは思ってしまいます。(そういえばGoogle Analyticsも豊富な機能が魅力の反面、どこになにが収まってるか分かりにくいメニューですね)
グローバルの中に自分を置いてみる必要があるのかも
私なんぞ、日本語版が登場してすぐに登録はしてみたものの、つい最近まで完全放置状態でした。使い勝手がわかりにくいこと、利用目的を見つけられなかったこと、実名登録なので、mixiやTwitterのネットネームでの知り合いとつながりにくいという理由で。
それでもネットでのコミュニケーションは facebookが中心になっている国がけっこうある、という情報は耳にしていました。
ユーザーの7割はアメリカ以外からというのも意外なデータです。アメリカの大学内クローズドSNSとして始まったこともあって、英語でのコミュニケーションが主流なんじゃ?という勝手な印象を持っていたのですが、それはごく一部の顔というのが、5億人というスケールのでかさなんですね。
ネットにあったソースの引用ですが、5億人を国別の人口にすると、中国、インドにつづく3番目に大きな国になるスケール。日本の人口は1億ちょっと。さらに減少していく見込み。世界に目を向けないと何も広がっていかない焦燥感が募ります。
海外に友達が多い人にとっては、便利なツールでしょう。
グローバル社会ですから、海外に何人か友達がいるべきなんでしょうね。
こうなると、グローバルにビジネス展開している企業にとっては、 facebookのファンページを有効活用した方が、検索サイトの広告出稿に巨額を費やすよりも費用対効果が高いのではと思えます。企業活動の最新情報を、リアルな知り合いの近況と同レベルでチェックしてもらえることは、実にありがたいことだったりします。
Twitter公式アカウントに見られる個人対企業内個人のコミュニケーションと違って、facebookでは企業サイトと同じように企業対個人のスタンスを保ったまま、最新情報を発信する基地として使えそうです。
facebookは、個人に最適化されたネット体験の総合窓口になる可能性があります。企業がfacebookをマーケティングにどう利用していくか、実名のリアルな人物とどう接点を持って行くか、今一番興味深いことではあります。
mixiとTwitter、facebookの人脈に対する傾向の違い
ところでmixiとTwitterは、面識がなくても興味ある人がいればつながっていき、オンライン上の人脈を作りやすいツールでした。対してfacebookは、実際に接点のあった人とのオンライン上でのつながりがベースになっています。オンラインで人脈を広げていくというよりは、出会った人との関係を途絶えないようにするためのツールと言えるかもしれません。
オンライン用の名刺と位置づけている人もいますよね。自宅の住所や勤務先、最新のメールアドレスがわからなくなっても、オンラインで連絡をとりたい場合はとりあえずfacebookから。実名登録だからこそできるリアル世界とのシームレスなオンライン空間。はじめは躊躇した実名登録も、受け取れるメリットも多いのだと感じてきました。
さて。日本ではどの程度、勢力を拡大していくのでしょう。
ガラパゴスな国ですからね。予測できません。
それでもfacebookは全世界のネットを包括するプラットフォームなのだということを、意識しなくてはいけない時だ、ということだけは実感できました。
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written by TZK:アイデアビューロー・Webチームのアートディレクター。

